トレーリングストップは、注文のストップロス（SL）を設定されたポイント数分、現在の価格の後に追随させる自動化されたメカニズムです。これはリスク管理のための最良のツールの1つです。
注文の価格が不安定である場合や、注文のアクティブな監視が不可能な場合によく使用され、自動的に注文をクローズできます。
注意：これは現在、MT4およびMT5デスクトップ端末でのみ利用可能です。トレーリングストップはモバイル取引端末では利用できません。デスクトップ(PC)ベースの取引端末でのみ可能です。
トレーリングストップの設定と管理方法： トレーリングストップをアクティブにするには、注文は設定されたポイント数分だけ利益を出している必要があります。
この条件が満たされた後に、この機能が利用可能になります。
トレーリングストップの設定方法：
①MT5プラットフォームで、トレードタブ内のオープンオーダーを右クリックします。
②トレーリングストップを選択します。
③SLを設定したいポイント数を選択します。
④オプションから選択するか、独自の値を入力するためにカスタムをクリックできます。
トレーリングストップの管理方法：
・変更する 場合：
①トレードタブ内のオープンオーダーを右クリックします。
②トレーリングストップを選択します。
③えられたオプションから変更したいポイント数を選択します。
④カスタムを選択して独自の値を設定することもできます。
・削除する場合：
①トレードタブ内のオープンオーダーを右クリックします。
②トレーリングストップを選択します。
③「None」を選択します。
注意：「Delete All」を選択すると、すべてのオープンおよびペンディングオーダーに設定されているトレーリングストップが削除されます。
トレーリングストップに関する情報
• トレーリングストップは、ストップレベルより小さく設定することはできません。
• 特定の金融商品ごとに、ストップレベルのピップ数に応じて設定できる最小のトレーリングストップ額が変わります。これは契約仕様に示されています。
• MT4では、トレーディング端末の制限により、トレーリングストップは15ポイント未満に設定できません。
• 各ポジションに対して1つのトレーリングストップしか設定できません。トレーリングストップはペンディングオーダーにも設定できます。すでにペンディングオーダーを設定している場合、それにトレーリングストップを追加できます。
•トレーリングストップは、注文が設定されたトレーリングストップのポイント数だけ利益を出してから始めます。
•トレーリングストップがSLを変更するたびに、それはジャーナルタブに記録されます。
•トレーリングストップは、最初にSLが設定されているかどうかにかかわらず設定できます。
•トレーディング端末が閉じられるか、デバイスがシャットダウンされると、トレーリングストップは動作を停止します。これを防ぐためには、VPSを使用できます。
トレーリングストップの例 トレーダーが買い注
文を出し、テイクプロフィット（TP）とストップロス（SL）を現在の価格よりも10ポイント下に設定しました。
その後、注文は利益を出すようになりますが、トレーダーはしばらくトレーディング端末から離れる必要があります。最悪の場合、価格はTPレベルに達する前に下落し、設定したSLレベルでクローズされてしまいます。
トレーダーは、注文が利益を出している間に注文がクローズされることを確認するためにトレーリングストップを使用します。これにより、SLは常に現在の価格から10ポイント後ろにとどまります。
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